- 好きなことが上手くなりたい
- 継続することが苦手
- 何かをやり遂げたことがない
- なんで僕は続けることが出来ないんだろう…
- やろうとしてたコトができずに1日が終わっちゃった
こんな経験ありませんか?
そして、好きなことを続けられない自分が嫌になってしまう。
僕の場合、好きなことに対して悩みすぎて「そもそも好きなことじゃないのかも…」なんて、卑屈になる日もありました。
しかし、好きなことを続けることが出来ないのは「好きなのは勘違いだから」でも「能力が不足しているから」でもなく、ある考え方をしているからなんです。
その考え方とは「〇〇するべき」という考え方。
「好きなこと」に対してこんな風に考えていませんか?
- 好きなことが上達するために練習するべき
- 好きなことに毎日取り組むするべき
- 好きなことは成功するまでやり遂げるべき
もし上記のような考え方をしているなら、あなたはべきべき教になっているのかもしれません。
そもそも、「〇〇するべき」という考え方は、他人を操作しようとする時に発生します。
集団のなかでルールが生まれた時、その秩序を保つために「〇〇するべき」という考え方でお互いを監視しあうんです。
今まで誰かから「〇〇するべきでしょ?」と言われた時、モヤモヤを感じながらも「それがルールだから仕方ない」と、自分を納得させて「したくないこと」をやったことありませんか?
つまらないけど、ルールだからやらないとなぁ
このように「〇〇するべき」は、やりたくないことを仕方なくこなす時には便利な考え方ですが、好きなことに対して使うのは違和感がありますよね。
では、どうして僕たちは好きなことに対しても「〇〇するべき」という考え方で臨んでしまうのでしょうか。
好きなことをやり続けることができない原因と合わせて考えていきましょう。
好きなことをやり続けられない原因
その1 他人と比較しているから
好きなことやモノって自然と詳しくなるし、違いが分かるようになりますよね。
違いの分かる大人というのはカッコよく思われがちですが、比較する能力ばかりが成長してしまうのは良いことではありません。
良し悪しは理解できるのに自分では上手くできないという事態になってしまいがちだからです。
理想の状態が頭の中でハッキリとしているのに、自分がやるとまるでダメ。
これは気持ち的にかなり苦しい状態です。
そんな時に「苦しいけど、向き合うべき」 という考え方でムリヤリ 「好きなこと」に取り組むと、 好きなことをするのが段々と億劫になっていきます。
対策
人は比較する生き物なので、比べることをやめるのは難しいです。
なので、比べるのは自分と他人ではなくて、今の自分と昔の自分にしませんか。
その話はよく聞くけど、簡単に切り替えられないよ!
そんなときにおすすめなのが、「好きなこと」をした時はついでに記録することです。
後から見返した時に、自分で思いだせる程度でOK。
回数を重ねるにつれて記録したい内容をカスタマイズしていきます。
記録することにストレスを感じないように、頑張りすぎない程度にします。
記録する方法でおすすめなのがTwitter等のSNSやブログ。
スマホで写真を撮ってヒトコト添えるだけで手軽に記録できるからです。
すぐに他人との比較をやめることはできないですが、過去の自分と比較するのが楽しめるようになると段々と他人への意識が薄れていきますよ。
その2 選択肢が多すぎるから
僕たちの周りには、気軽に楽しませてくれる素敵なモノが溢れています。
- SNS(TwitterやInstagram)
- 動画配信サービス(YoutubeやNetflix)
- ネットショッピング(Amazon)
その他にも、ゲームもやりたいし漫画だって読みたいですよね。
そう、好きなものって1つだけとは限らないんです。
好きなことを続けることができない…
そう悩んでしまうのは、時間を複数の好きなことに使っているせいかも。
好きなことがいくつあっても1日は24時間しかありません。
闇雲に気の向くままに時間を使っていては、肝心の続けたいことに使える時間が少なくなってしまいます。
対策
1日の始まりに手書きで日記をつけてみましょう。
誰かに見せるためでもなく、思いついたことを書いていきます。
スマホやパソコンでやりたい気持ちも分かりますが、手書きがおすすめ!
フリック入力やタイピングの場合、思考に対してコトバを打ち終わるまでの時間が早すぎるんです。
思いついたコトを手書きの速度でコトバにしていくことで、頭の中が整理されていきます。
書く分量はA4サイズの用紙3枚分を目標にしてみてください。
文字の大きさは適当でいいですし、イラストを入れても大丈夫です。
僕の場合、書くことがない!という思いや、食べたい物などを書き散らしています。
次第に頭が冴えてきて、今日の時間配分を計画したり、ポジティブに朝をスタートできるんですよね。
実はこの日記『いくつになっても、「ずっとやりたかったこと」をやりなさい。』という本で紹介されている人生を再構築するための技法なんです。
本当は『モーニング・ページ』という名前で結構しっかりしたルールがあるんですが、実際にチャレンジして重要だと感じたルールのみを厳選してお伝えしました。
モーニング・ページの詳しいルールや、その他にもある人生を再構築するための技法に興味があれば 『いくつになっても、「ずっとやりたかったこと」をやりなさい。』 を手にとってみて下さい。
その3 目標が大きすぎるから
あなたの好きなことは、いずれお金を稼ぐことができるものでしょうか?
その場合、目標が大きくなりすぎてしまいがちなので要注意です。
小説家になる第一歩として今日は原稿用紙100枚書くぞ!
こんな目標を立ててから
- とりあえず、ご飯を食べてから始めよう…
- この動画を見終わったら手を付けるか…
- 部屋の掃除をしてから取り掛かろう…
こんな風に、肝心のやりたいことを避けていませんか?
実はこの現象にちゃんと理由があったんです。
人間の体に一方向から力を加えると、抵抗する力が反対向きに働きます。
ストレッチをしたときに、筋が伸び切らないように痛みを感じるのと同じイメージ。
この力は頭の中でも作用していて、「やるぞ!」という強い気持ちでいると、反対方向への力も同時に発生してしまいます。
対策
1日の目標をとっても簡単なモノにするんです。
そして、連続での目標達成記録をどんどん伸ばしていきます。
昨日はたくさんできたと感じても、油断せず毎日達成していきましょう。
小さな目標を連続で達成することで、好きなことをする時間の割合が増えていくはずです。
この習慣化の技法は『小さな習慣』で紹介されています。
この技法の背景にある科学的なデータや、脳の仕組みについて知りたいと思ったら読んでみて下さい。
僕が出会った好きなことで評価されていた人
僕の職場で、理解できないくらいこだわって作業に打ち込んでいる人がいました。
その分野の知識量と仕事に対する評価がめちゃくちゃ高い人です。
そういう人にどうしてそんなに打ち込んでいるのか聞いてみました。
すると
いや~やるべき事じゃないけど、なんかしたくなっちゃうんだよね!
当時、「仕事は我慢してでもやるべき」という考えだった僕は衝撃を受けました。
仕事でも「〇〇するべき」でやるより「〇〇したい」でやっている人は、他人から評価されていて本人も楽しそうなんです。
「好きなこと」には気楽に向き合おう
僕は好きなことにどう向き合えばよいのか、ずっと悩んできました。
いつしか好きな気持ちより「練習するべき」「継続するべき」という気持ちに押しつぶされてしまい、好きなことから逃げ出す始末。
モチベーションに頼ったやり方で何度も失敗してきました。
その経験から「〇〇するべき」という気持ちでは何もうまく行かないことを学びました。
色々な理由と対策をお伝えしましたが、シンプルに「好きなことには気楽に向き合う」程度に考えてもらえればと思います。
今回の記事があなたの悩み解決に少しでも役立てれば嬉しいです。