ちょっと一息つく時に、あると嬉しいビスケット。
おやつのつもりだったのに、食べすぎてお腹がパンパンになっちゃうことありますよね。
猫と犬のコミックエッセイを描いているマコトです。
そんな私はビスケットよりクッキー派
しっかりした食感のクッキーで口をいっぱいにしてコーヒーで流し込みたい!
特にウォーカー(Walkers)のショートブレッドが大好きです。
あのバターの風味がたまらないんですよね。
私の中ではクッキーと言ったらウォーカー!
ウォーカーのショートブレッド最高!!
…?
…ショートブレッドってクッキーなのか?
全てはここから始まりました。
そもそもクッキーってなんなんだ?ショートブレッドと何が違う?
そんなこと知らなくてもなにも困らない。
でも、きっとティータイムのたびに思い出してモヤモヤするに違いない。
そこで今回は、クッキーとショートブレッド、そしてビスケットなどの焼き菓子の違いをハッキリさせていきます!
クッキーやビスケットの違いを決めているのは誰?
日本でビスケット・クッキーのメーカーといえば森永製菓株式会社。
きっとここならクッキーとはなにか、ビスケットと何が違うのかを知っているはず。
森永製菓のWebサイトを訪ねてみると
「お問い合わせ窓口」にドンピシャの質問がありました。
回答は以下の通り
日本では、ビスケットとクッキー両方の名前が使われていますが、実はこれは同じ意味。
ただ、菓子業界では糖分や油分が多めの、手作り風のものを、クッキーと呼んでもよいという決まりがあり、区別して使われることもあります。
出典:MORINAGA|お問い合わせ窓口
なるほど、ビスケットとクッキーは同じ意味のようです。
気になるのは、「菓子業界では糖分や油分が多めの、手作り風のものを、クッキーと呼んでもよいという決まりがあり」という部分。
この決まりを作っているのは誰なのか?
調べた結果、「全国ビスケット公正取引協議会」ということがわかりました。
ただ、全国ビスケット公正取引協議会を調べても「一般社団法人 全国ビスケット協会(Japan Biscuit Association)」の方ばかりヒットします。
この協会は会員に
などのお菓子メーカーの重鎮がズラッと並んでいて「ビスケットとクッキーの決まり」の普及活動をしているそうです。
焼き菓子を区別するルールとは?
全国ビスケット協会が普及活動をしている「ビスケット類の表示に関する公正競争規約及び同施行規則」という規則に焼き菓子を区別する基準が定義されていました。
この規則についてざっくりと解説していきます。
※お菓子にはクリーム、ジャム、マシュマロ、あん等をはさんだり、表面にチョコレート、砂糖、卵白、醤油、油脂等を塗ってもOKのようです。
ビスケット
クッキー
クラッカー
ほとんどビスケットと同じ原料ですが、必要な場合に使用する原料に違いがありました。
後に登場する乾パンとプレッツェルはクラッカーの中での分類のようです。
乾パン
基本はクラッカーです。
プレッツェル
基本はクラッカーです。
カットパン
パイ
ショートブレッドは?他のお菓子はどうなの?
ビスケット類の表示に関する公正競争規約及び同施行規則にはショートブレッドについての記載がありませんでした。
そのため、他のお菓子についてはおなじみのWikipediaを参考に調べました。
ショートブレッド
スコットランドの伝統的なお菓子。
基本的には小麦粉・バター・砂糖が3・2・1の比率で含まれるそうで、卵が入ると「クッキー」になるため卵が入ることはないとのことです。(Wikipedia調べ)
実際にウォーカーのショートブレッドには卵が入っていませんでした。
また、全国ビスケット協会の会員であるイトウ製菓の「ミスターイトウ ショートブレッド」にも卵が入っていなかったため、卵の有無がクッキー・ビスケットとショートブレッドの違いのようです。
ガレット
「円く焼いた料理」を意味するフランス料理。
厚さや原料によって「ガレット・デ・ロワ」や「ガレット・ブルトンヌ」と色々と呼び方が変わります。
日本でガレットというと、そば生地を薄く焼いたブルターニュ風ガレットである「ガレット・ブルトンヌ」をイメージすることが多いようです。(Wikipedia調べ)
まとめ
ビスケットやクッキーの奥深さが分かって楽しかったです。
日本では詳細に定義されているビスケットやクッキーですが、海外では違うようで
イギリスではビスケット、アメリカではクッキー、フランスではビスキュイ、ドイツではビスキュイートなどと呼ばれています。
アメリカでビスケットというと、やわらかい菓子パンのことを呼びますが、国によってビスケットとクッキーの言葉の使い分けはあまりはっきりしていないようです。
出典:MORINAGA|お問い合わせ窓口
まとめてビスケット的な呼び方をする国が多数派のようですね。
私は基本的にまとめてクッキーと呼んでいたのでアメリカ的な考え方なのかも…?
今回の記事がティータイムのお供になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。